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PC4:ユーフェ

 聖北教会は西欧諸国で最も広く信仰されている一神教宗教だ。
 リューンの北区にある小さな教会もまた、聖北教会の一つだった。

 その名も聖アリウス教会。
 殉教の聖人の名を冠するこの教会は、規模こそ小さいもののリューンの中でも有数の伝統ある教会だった。

 その小さな教会の小さな礼拝堂。
 少女が一人、長椅子の端に座って本を読んでいた。

「シスター・ユーフェ」

 自らの名が呼ばれたことに気づき、少女は読んでいた本から顔を上げた。

 ユーフェ・リベルト。
 今年十二歳となった彼女は、この聖アリウス教会で働く唯一のシスターだった。

 二つに結った黒髪は、光の加減によっては緑色を帯びて見えた。
 顔立ちは整っているが硬い。
 子供っぽい髪型に反し、赤いフレームの眼鏡越しに伺えるその表情は大人びていた。

「お疲れ様です、司祭様。何かご用でしょうか?」

 眼鏡の位置を直しながら、ユーフェは声を掛けてきた司祭に尋ねる。
 年齢にそぐわない堅い物言いだ。
 大人たちは勿論ともに暮らす司祭や年齢の近い子供に対してもその態度を崩さないのがユーフェの特徴だった。

 一方その生意気とも見える態度を気にも留めず受けた司祭。
 今年で六〇歳を迎えた老司祭だ。
 頭は総白髪で覆われ顔には年月を感じさせる皺が刻まれていた。
 彼はユーフェの読んでいた本を覗き込んだ。
 
「また本を読んでおったのか?
 君は本当に読書が好きじゃのう……」

 平日の昼下がりという時間には礼拝堂に訪れる者もなく、穏やかな時間が流れていた。
 この時間に礼拝堂の隅で隠れるように読書に興じているユーフェの姿を司祭は頻繁に目にしていた。

「これが唯一の趣味ですから。
 書物は良い物です。
 いろんな知識を授けてくれます。
 小説にせよ学術書にせよ、作者の思いがそこに現れる。
 その場を一歩も動かずとも、世界の広さを感じることができる」

 熱っぽく本へのこだわりを語るユーフェ。
 老司祭は呆れたように皺だらけの頬を掻く。

「ふぅむ、さて。
 儂としては、その世界の広さとやらは外に出て自らの肌で感じても良いと思うぞ?
 きっと本では得難い感動があるはずじゃ。
 君はどうもこの教会や近所を出歩くばかりで街の外には出たがらないからのう」

 司祭はユーフェを窘める。
 それは彼の老婆心からの言葉だった。
 ユーフェは良く働く真面目なシスターだったが、極端なまでの本の虫でかなりの出不精だというのが司祭の悩みの種だった。

「それはどうでしょうか、司祭様」

「む?」

 司祭の心配を他所にユーフェは淡々と言葉を紡ぐ。

「本、書物とは思考の伝達様式です。
 そこに現れるのは圧縮された作者自身の経験に他ならない。
 作者の見聞きしたこと、考えたこと、感じたこと。
 経験に優劣や貴賤はありません。

 同じだけの知識を得るときに、自らの身を削るという手段と先人の知恵にあやかるという手段。
 私には後者の方が合理的に思えます」

 眼鏡の位置を直しながら、司祭の目をまっすぐに見据えるユーフェ。
 反論があればどうぞ、とでも言いたげなその態度に司祭は肩を落とした。

「まったく君は、口ばかりが達者になりおって……。
 若いうちからそんなことを言っていては……。

 ……まあよい、今は説教をしに来たわけではない。
 君に頼みがあるんじゃ」

「私に?」

「ああ、今日は儂を訪ねてくる者がいるかもしれんのじゃ。
 もし誰かが来たら取り次いでもらえるかのう?」

「かも、ですか?
 なんだか曖昧な表現ですね。
 教会の関係者の方ですか?」

 司祭の言い方に違和感を覚えるユーフェ。

「いや、儂の古い知人じゃ。
 友人……いや戦友とでもいったところかのう。

 今日この日に訪ねてくると言っていたのじゃが、果たして覚えているのかいないのか。
 何せ五年も前の約束じゃからのう」

 過去を懐かしむように語る司祭。
 その戦友のことを思い出し懐かしんでいるのだろうか、ユーフェが見たこともないような穏やかな表情を浮かべていた。
 ユーフェはいつか耳に挟んだ司祭の経歴を思い出していた。

(戦友……ですか。
 確か司祭様は何処かの騎士団にいたことがあるとか……?
 そのときに知り合った方、ということでしょうか)

「とにかく頼んだぞ、シスター・ユーフェ」

 老司祭はそう言い残し礼拝堂から自室へと向かう。

「はあ、分かりました」

 いまいち司祭の意図が分からないユーフェだったがただの客の取り次ぎならば特に断る理由もない。
 生返事を返し読書を再開する。

 振り返りその姿を見た老司祭は溜息をもう一つ。

(何かシスター・ユーフェにも、外に目を向けるきっかけがあればいいのじゃが)

 親の心子知らず。
 読書に集中するユーフェはその視線に気づくことはなかった。





 それから数時間後。
 司祭が言っていたような客人はなく、ユーフェはずっと本を読んでいた。

(おっと、もうこんな時間ですか)

 日が落ち、窓からの明かりでは本が読めなくなってしまうまで、ユーフェは時を忘れて読書をしていた。
 ユーフェは立ち上がり、大きく伸びをする。

(一人でいるといけませんね。
 際限なく読みふけってしまいます)

 人気の無い礼拝堂の空気は普段にも増して厳かで、張りつめたような静寂が満ちている。

 燭台に火を灯さなくてはならない、そう思ってユーフェが戸棚に火口箱を取りに行こうとした時だった。

 ふいにギィ――、と木製の扉が軋む音。
 同時に、夕日が中へと差し込む。
 礼拝堂の扉が開かれたのだった。

(お客さん……?)

 司祭の言っていた客人だろうかと思いユーフェは礼拝堂の入口へ目を向けた。

 真横に差し込む夕日が眩しい。
 ユーフェは目を細めて客人の姿を探す。

 そこに立っていたのは真紅の影。
 すべてが朱色に染まる夕刻の世界にあって、なお赤く燃える髪を持つ一人の男だった。

「こんばんは……?」

 ユーフェは恐る恐る声を掛ける。

 落日を背に長い影を巨人の如く伸ばして神の御座に対面するその男。
 薄暗闇のせいで表情は窺えなかったが視線は定まらず揺れ動いているように見えた。

 男は入口に立ったまま微動だにしない。
 ユーフェの声が聞こえているのかいないのか、返事をすることもなく固まっている。
 その様子は明らかに尋常ではなかった。

「……ハ」

 男の口から、僅かな空気が洩れる。
 人気のない礼拝堂を包むのは静寂。
 僅かな音さえも大きく響く。

「は…ぁ、…ハ……」

 何かを言いたげな途切れ途切れの声。
 男はやがてゆっくりと動き出した。
 踏み出した足はたどたどしく体軸はまるで陽炎のように不安定に揺れ動いていた。

(この人……何……?
 普通じゃない……)

 まるで蛇に睨まれた蛙。
 ユーフェは身動きが取れない。
 そんなユーフェの状況を知ってか知らずか、男は歩みを止める様子はない。

(不規則で緩慢な動き、言語の欠落……。
 あの特徴、何かの本で読んだ覚えがあります。
 あれは確か、不浄者の中でも下位のモンスターの……)

「ゾンビー……?」

 生ける屍、ゾンビー。
 自我を欠き人の肉を求めるだけの怪物。
 男の様子はゾンビーの習性に合致していた。

「はっ……ハっ……」

 招かれざる客は息を乱しながらゆっくりと、しかし着実にユーフェへ近づいていく。

 教会のシスターであるユーフェだったが不浄者との戦闘はおろか不浄者を目にしたこともなかった。
 着実と迫りくる恐怖に未だかつてないほどに混乱をしていた。

 それは本の中の出来事とは別次元。
 圧倒的に押し寄せる、質量を持つ現実。

(な、なんでこんなところにゾンビーが……!?
 誰か、誰か呼ばないと……!)

 冷静な頭と裏腹に、ユーフェの身体は言うことを聞かない。
 恐怖のあまり声が出せなくなっていた。

 男は進撃を続け、やがて。

 ユーフェの前に立つ。

「ひっ――!」

 足が竦むユーフェ。
 逃げようと思って下がらせた足はもつれ、その場に転んでしまった。

 動けない。
 声も出せない。
 目の前にある現実の生々しさに逃げることも助けを呼ぶこともできない。
 彼女に許されたのは涙を浮かべた瞳を閉じ神に祈ることだけだった。

(主よ――!!)

 祈りは通じず、男は徐に動き出す。

「は、ら……」

 ゆっくりと。

 ゆっくりと。

 重力に従って、下に向かって。

 ――バタリ。
 ユーフェの緊張を他所に、そんな間抜けな音が礼拝堂に響き渡った。

 謎の男は礼拝堂の入口に倒れ伏してしまったのだった。

「えっ……?」

 ユーフェは目を開き、恐る恐る倒れた男を見てみた。

 確かに顔色は悪いがよく見れば生身。
 ゾンビーのような死体の血色とは違っていた。

 そこにいたのはゾンビーやワイトのような不浄者ではなく、ただの人間だった。

「あ、あの……?」

 恐る恐る、男の顔を覗き込むユーフェ。
 その赤髪の下の顔を見れば、男はまだ若く少年と言ってもいいくらいの年齢だった。

 言葉も切れ切れだった赤髪の少年はここにきてようやく意味のある言葉を喉の奥から絞り出した。

「――――は、腹、減った……」

(なんなんですかこの人ーーー!!!?)

 こうして赤い髪の少年タント・アッカルドは、ユーフェ・リベルトと出会うことになった。





「ブワッハッハッハ!タントとゾンビーを見間違えたじゃと!?
 ここは教会じゃぞ?そう簡単に不浄な者が湧き出てくるはずなかろうが!
 シスター・ユーフェ、聖北のシスターともあろうものが不浄者を見抜けないとは実に情けないぞ?」

 教会の奥の小さな部屋に老司祭の笑い声が響いた。

 司祭、ユーフェ、そしてユーフェからゾンビー疑いをかけられたタント。
 三人はテーブルを囲んで夕食を共にしていた。

「そ、それは……夕闇で良く見えなかったですし……」

「それにしても、じゃ。
 大方直前にゾンビーの出てくる本でも読んでいたのだろう?」

「うっ」

 図星だった。
 ユーフェが今日読んでいたのは、実在した悪魔祓いの聖人の半生を元にした小説だった。

「でも待ってください司祭様!
 この人どうみても様子がおかしくて……。
 視線は定まってなくて、足元はおぼつかなくて、それに私が声を掛けても反応が……!」

「あ?俺か?」

 ユーフェはテーブルを挟んで反対側に座るタントを指差す。
 一方のタントはそんなことなど気にも留めないようで、テーブルの上のバケットへと手を伸ばしていた。

「あんときは……モグモグ……腹が減ってたんだ。
 お前にだって……ゴクリ、あるだろ?チビ助。
 腹が減って前後不覚になって…ムシャムシャ…気づいたら見知らぬ場所にいましたー、みたいな経験」

「いや、ないですよ普通そんなこと。
 ていうか食べながらしゃべらないでください。
 ていうか誰がチビ助ですか」
 
 ユーフェの抗議に耳を傾ける様子もなく、タントはパンに夢中に齧りついていた。
 思わず頬を膨らませるユーフェ。
 ユーフェの珍しい姿を見せられて司祭は笑っていた。

「大体なんでタントさんはそんなにお腹が空いていたんですか。
 山奥の村ならまだしも、ここはリューンですよ?
 食べ物なんてどこでだって買えるじゃないですか」

「そりゃあ金がありゃ俺だってそうしたさ。財布見るか?
 ほれ、残金一sp。こんなんじゃ飯どころか林檎一つ買えやしねえ」

 懐から取り出した財布を縦に振るタント。
 ユーフェも司祭もただ呆れるだけだった。

「……よくここまで辿り着けたのう」

「へへっ、すげえだろ」

「褒めとらんわい、馬鹿者が」

 調子の良いタントに対し溜息をつく司祭。
 しかしその顔はどことなく嬉しそうだった。
 旧友との久しぶりの再会に司祭も機嫌がいいらしい。

「してタント、ここに来られたということは、修行は無事に終わったのかの?」

 ようやく食事の速度も落ち着いたらしいタントに司祭が尋ねる。

「一応、基礎だけはな。
 あとは実戦で磨けとよ」

 そういってタントは腰にぶら下げた剣の柄を撫でる。

「俺にはこれしかねえからな。
 あんたが示して、師匠が導いてくれた道だ。

 それに……俺にはやらなきゃならねえこともあるしな」

 少年は瞳を閉じる。
 その瞼の裏に浮かぶのは、いつかの光景。
 幼いタントに灯された、炎の誓い。

「そうか……。
 五年経っても、まだおぬしは……」

 司祭の表情に影が落ちる。

「忘れてしまえ、捨ててしまえ、と言えたならば簡単なのじゃが……。
 おぬしには選べる未来がある。

 おぬしが選ぼうとしているのは道なき道じゃぞ?
 すべては無駄、徒労に終わる。
 どうにか行く手を切り開いたところで、その先にはないもない。

 ――おぬしはそんな未来でも、進むというのか?」

 司祭は深刻そうな顔をしていた。
 何の話か分からないユーフェは首を傾げている。

「……辛気臭え顔してんなっての。

 ――師匠が言ってた。
 『選択肢に優劣はない、選択すること自体に価値は宿る』ってな。

 ま、先のことなんて分かるはずもねえんだ。
 とりあえず俺は前に進んでみるさ」

 タントの言葉は司祭に比して深刻さを感じさせない。
 しかしその言葉には強さがあった。
 タントの過去を知る司祭には、その言葉が彼にとってどれほどの意味を持つのかが分かった。

「……変わっていないと思ったが、儂の勘違いだったようじゃのう。
 強くなったな、タント。
 おぬしならば、あるいは運命をも打倒し得るやもしれん」

 タントはもう、司祭の知る子供の頃のタントではなかった。
 意志と覚悟とを持つ、一人前の戦士だった。

「それで、具体的にはこれからどうするつもりじゃ?
 しばらくはリューンにいるつもりなのじゃろう?」

「ああ、まずはリューンで職を探す。
 何をするにも金がいるからな。
 実戦の経験が積めて、情報も集められるような職がありゃいいんだがな」

「ならば冒険者がいいじゃろうな」

「冒険者?」

「ここはリューン、冒険者の街じゃ。
 腕を磨くにはちょうどいいし、何より情報が入りやすい。
 おぬしの目的にはちょうどいいと思わんか?」

「冒険者か、悪くねえな」

 冒険者の知り合いならタントにも心当たりはあった。
 リューンに来るときに知り合った馬車の護衛たち。
 彼らならば、良い仕事先を紹介してくれるかもしれない。

「……おお、そうじゃ、シスター・ユーフェ」

「はい?」

 司祭は黙々と食事を続けながら話を聞き流していたユーフェの方を向いた。
 自分には関係のない話だと思っていたユーフェは不意打ちを食らったかのような思いだった。

「君は聖アリウスという聖人を知っているかね?」

 唐突に、司祭がユーフェに尋ねる。

「もちろんです、司祭様。
 殉教者アリウス、この教会の名前の由来となった聖人ですよね?
 まだ聖北教会が今ほど大きくなかった時代、諸国を漫遊し人々を救い、当時の聖北の版図を倍にしたともいわれる方です」

「そう、その聖アリウス様じゃ。
 彼を始めとして、歴史に名を遺した聖職者たちは布教と信仰の研鑽を兼ねて世界を回るのが常じゃった。
 今でもその名残で、聖職者でありながら旅をして回るものは少なくないのじゃ。
 例えばそう、冒険者とかのう」

「はあ」

 急に始まった司祭の話に、ユーフェは意図が汲み取れない。

「シスター・ユーフェ。
 君は世の中を知らな過ぎる。
 本に書かれた文字という小さな窓から覗くには、世界はあまりにも広い。
 今の君には、外の世界に触れる経験が必要だと儂は思う」

「え……?」

「そこでじゃ、タント。
 もしおぬしが冒険者となるつもりならば、この子を連れて行ってはくれんかのう?」

「えっ、ちょっと待っ……!」

 司祭の予期せぬ爆弾発言に、ユーフェはいまだかつてないほどの狼狽を見せた。
 だがそんなユーフェの心の内を知ってか知らずか、司祭はユーフェの肩を叩きながら宣伝する。

「この子は性格にこそ難はあるが、奇跡の扱いについては同世代のシスターたちのなかでも群を抜いている。
 加えて、病的なほどの読書家じゃからのう。
 その博識さは、きっと冒険者としても役立つはずじゃ」

「へえ、このチビ助、そんなにできるやつなのか。
 そりゃいいや、俺は奇跡だのなんだのは使えねえし」

「ふむ、決まりじゃのう」

「待ってください!!」

 ユーフェの抗議の声も虚しく、司祭とタントの間で話は勝手に進んでいく。

「無理です!無理ですよ!
 私が冒険者なんて!」

「大丈夫じゃ、儂が保証する。
 君ならきっと冒険者としてもやっていける」

「やれるかやれないかの問題じゃありません、やりたくないんです!
 どうして私が好き好んでそんな危険な仕事に……!

 大体私にはわざわざ世界を回る必要なんてありません、司祭様の見当違いです。
 必要なことは本を読めば学べますし」

「経験と知識は似て非なる者じゃ。
 現に君は聖職者であるのにタントとゾンビーを見間違えたじゃろう?
 実感の伴わない情報は昼に灯る灯りのようなものじゃ」

「うっ……!」

 再び痛いところを突かれ言葉に詰まるユーフェ。

「まあ騙されたと思ってやってみるがよい。
 なあに、君はまだ若い。
 儂と違って時間はたっぷりある。

 そうさな、とりあえずは――半年。
 それでも冒険者から得られるものがなかったならば、戻ってくるがいいさ」

「そ、そんなぁ……」

 もはや司祭の中では決まったことのようだった。
 あまりにも急な話に、ユーフェはめまいがするようだった。

「うぅ……、もし死んだら化けて出てやる……」

「ハッハッハッハ!そうしたら儂自ら祓ってやるわい」

 ユーフェの恨み言も司祭の耳には届かない。
 年貢の納め時、ユーフェは東国のそんな言葉を思い出した。

「決まったみたいだな。
 じゃあしばらくの間よろしくな、チビ助」

 パンをほおばりながら喋る目の前の男。
 ただでさえ冒険者をやることに不安があるのに、この怪しげな男と組まなくてはならないという。

「不本意極まりないですが……。
 よろしくお願いしますタントさん。

 ……チビ助はやめてください」

 少女はその小さな肩を落し、大きな大きな溜息をついた。






【あとがき】
 ゾンビー・タントVSヒッキー・ユーフェ。
 割と気に入っているコンビの出会い回をお届けしました。
 タントの過去にもちょっとだけ触れています。
 それにしても司祭、教育方針が過激。

 で、ヒキコモリロリことユーフェさん。
e.png
 ユーフェ・リベルト 12歳の修道女です。
 未だかつてない僧侶キャラを考えてたら残念インテリバカになってました。
 性格は内向的で皮肉屋、趣味は読書です。
 仕事はちゃんとやりますし精神力も高く、秘跡の扱いに関しては同期の追随を許さないほどです。
 加えて読書に起因する知識量、すごい高スペです。
 ただいかんせん思想が引きこもりなので教会の中では発揮されないという。
 半ば無理やり外の世界に放り出された彼女、無事に生き残ることができるのか…。

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 PC画像→周摩様に描いていただきました。著作権は周摩様にあります。
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